クリスタのサブビューの画像順を(無理矢理)編集する

この記事は2012-07-04に掲載したFC2時代のブログの転載した記事です。

 クリペ正式版ことCLIP STUDIO PAINT PRO(おそらくEXも)にはイラスタからの機能でサブビューというパレットがあります。
 簡単に言えば資料や色を拾いたい画像表示用のパレットの事で、複数枚の画像をストックできて、終了後も保存されるのでいろいろと重宝しています。
 ただイラスタと同じくストックしている画像の順番を入れ替えるなどの編集が出来ないのがちょっと不便でした。
 今回のクリスタは主なデータのやりとりに、SQLite形式というすでにある形式を採用したため、先人たちの便利な編集ツールが使えます。
 ということで編集ツールをつかって無理矢理気味にリストの順番を入れ替えてみようというネタです。

 まずお断りです。
 この記事は編集ツールの都合でWin版を元にして書いています。
 Macは標準でコマンドラインSQLiteツールが入っていたり、SQLite managerでCSVに書き出して取り込んで~とかすれば出来るのですが、別の機会か他の詳しいかたお願い致します。
 あとクリスタ以外のツールを使ってクリスタの設定を書き換えるので、自己責任でお願いします。

 まず用意する物は、pupSQLiteというツールをダウンロードして使用可能な状態にしておきます。

 1.クリスタを終了します。

 2.ドキュメントフォルダ内にあるクリスタの設定フォルダの中から\subview\というフォルダを探して、その中にあるdefault.psvというファイルを見つけます。
  このdefault.psvファイルをpupSQLiteで開きます。

 3.左側のペインのtebles一覧から「subviewimagecategory」をダブルクリックします。

 4.右側のペインに内容がエクセルのような画面が表示されます。
  subviewfilepathという列がサブビューで表示される画像ファイルのパスですね。その次が拡大率、表示位置x,yの情報と並びます。



 5.画像のようにPW_ID列以外を選択して、CTRL+Cを押します。
  これでこの範囲がテキスト形式でクリップボードにコピーされました。
  選択範囲はそのままで次へ進みます。


 6.そのままメモ帳なり適当なテキストエディタを開いて、貼り付けます。
  後は、このテキストを行単位で並び替えます。
  並び替え終わったらこのテキストを選択してコピーします。


 7.pupSQLiteの画面に戻り、ctrl+Vつまり貼り付けをします。
  どうでしょうか。並び変わっていないでしょうか。
  あとはこのままこのpsvファイルを保存してクリスタを起動して並び替えが出来ていれば成功です。

 若干面倒ですが慣れればそうでもないような、気がします。
 リストファイルを個別に保存しておけば、プリセット的に切り替える、と言うことも出来るかもしれませんが、やっぱり公式で編集機能があったら楽ですね。