地震の時に役立ったもの (食べ物編)
水の大切さを知る
熊本地震では水道が止まりました。
月並みな表現ですが、蛇口を捻れば水が出ていた生活がなんと便利なことかと思い知りました。
私の場合は、避難で身を寄せた先に井戸を掘っている工場が近くにあり、洗い物に使う生活用水は分けて貰うことが出来ました。
ただ井戸水は地震の影響で濁ってしまったり、水質検査を長いことしていないこともあり、さすがに飲むのは控えてくれとのことでした。まあ普通の時でも飲まない水ですしね。
水が無ければジュースを飲めば良いじゃない
冗談みたいですが、水が軒並み店頭から姿を消しても甘いジュース系は結構豊富に残っていました。自販機もジュース系は在庫があるんですね。
でも不思議と、こういうときってジュースを飲みたいとは思わないんですよね。
水が無いときの食事
避難中にカップ麵を沢山頂きました。
でもこれ作るのにも水が結構な量が必要です。最近は必要なお湯の量がラベルに書いてあったりしますが、400mlとか必要だったりします。ほぼ500mlペットボトル一本です。
しかも味が濃いので食べるのにも水が欲しくなるんですよね。
保存性は良いですし、温かい汁物はホッとするときはありますが、水が無いときんはちょっと手が出しにくい食べ物でした。
逆にあって良かったのがいわゆるタジンや無水鍋。
ガスは止まっていてもガスコンロがあれば調理できるのは助かりました。
パール金属 ビオス タジン 鍋 21cm モスグリーン L-1696 アイリスオーヤマ 鍋 無加水鍋 24cm 深型 オレンジ MKS-P24D
長期保存可能なパン
阪神や東日本の震災を経験された方から教えて貰い、頂いたのが長期保存できるあんパンでした。
一月以上保存が出来るという物で、常にいくつかストックしていたそうです。
ずっしりとあんこが詰まっており、疲れた体にあんパンは大変おいしかったです。
パスコ つぶあんパン 1個×10袋
通販が届いたのはガスや水道が復旧した後
地震時、ありがたいことに多くの親戚が水や食べ物を送って下さいました。
ただ実際届いたのは、水や水道が復旧した数日後でした。
大量の水はそのときにまだ必要としていた避難所にお裾分けさせてもらいました。
情報源
東日本大震災のときはTwitterの力が、というのが話題になりました。
熊本地震では、実感としてはFacebookがとても助けになりました。
稼働している小児科や病院の情報はFacebookで更新されていきました。
各情報も各団体のFacebookで多くに知識を得ました。
例えば知人に離乳食が始まってすぐのお子さんがいて、その子がアレルギーをお持ちの方が居ました。
こういうとき、子供に食べさせるものはもちろん、母乳で育てている場合は母親もその対象の食品を控えなければなりません。強く出る物だと子供の命に関わったりもしますからね。
でも地震で食べ物の種類を潤沢に選べる状況ではありません。
コンビニの商品の回復は早かったのですが、アレルギー対応食品などはどうしても優先度が下がりがちです。
熊本地震では教会がアレルギー対応の食品を配布して下さり、こういう情報はFacebook経由で知り得ました。
FacebookはTwitterとブログの中間のような性質を持っていたように思います。
纏まった情報が決まった場所にあり続けることが出来るというのはFacebookの利点だったように思います。