シンプルラジアルメニュー - イラストアプリ支援ツール


これは何?

intuosのドライバにあるラジアルメニュー風のものです。
当初はタブレットにあるボタン以外からラジアルメニューを読み出したくて作ったものですが、タブレットPCなどでのイラストアプリの操作補助にも使える、かも知れません。
windows用です。テストはWindows10 64bit及びClip Paint Studio EXで行っています。
イラストソフトの作業効率化を目的に作ったものです。
キーボードやマウスボタンを押す、または長押しでメニューを表示し、ボタンを選ぶことで設定されたキーが押されます。
Ver 0.6で全面的に書き直しました。
ismodと違い、対象アプリを固定していないため、CLIP STUIO PAINTの他にもSAIやphotoshopなどでも使えると思います。
ラジアルメニューをキーボードで呼び出したい、bamboo(その他)でラジアルメニューを使いたいなどの人向け。
Ver 0.3から従来の8ボタンから24ボタンに拡張可能になりました。
Ver 0.6から好きなだけボタンを増やしたり、位置を変えたり、ボタン画像を変えられるようになりました。
Ver 0.8 で階層化や、キー設定を別ファイルに分離出来るなど諸々機能が追加されました。これでアップデートの度にキー設定をやり直す必要が無くなったと思います。
Ver 0.9でアプリ別に異なる設定を出来たりするようにしました。
0.4以前の過去バージョンについては「過去バージョンおよびライセンスについて」を参照ください。

出来ること

  • 指定されたホットキーを押すことで、ボタンが並んだメニューを表示出来ます。
  • ボタンをクリックすると割り当てたキー入力を発動出来ます。
  • ボタンの数や位置、画像、割り当てキーを自由に指定出来ます。
  • [v0.8]ボタンを階層化すること出来ます。
  • [v0.8]ボタン群の背景に画像を表示することが出来ます。
  • [v0.8]ボタンにカラーピッカー機能や定型文機能を割り当てることが出来ます。
  • [v0.9]アプリ別に異なる設定を割り当てることが出来ます。
  • ホットキーを自由に指定出来ます。
  • ボタンを押した後もボタンを表示し続けることが出来ます。(サイズ変更など連打用)
  • ボタンを押した後に自動で呼び出し位置をクリックすることが出来ます。(Blenderライクな指定に)
  • ホットキーが有効になるアプリを絞り込むことが出来ます。

機能比較

Left align シンプルラジアルメニュー (WACOM)ラジアルメニュー (WACOM)オンスクリーンコントロール
キー送出
連続したキー送出
文字列送出 × ×
タブレット設定 ×
階層化
アプリ別の割り当て
キーボード/マウスから呼び出し × ×
遅延呼び出し × ×
エクスプレスキーからの呼び出し *1
アプリの起動 ×
*1 エクスプレスキーに呼び出しキーを割り当てればOK

インストール方法

適当な場所に展開して下さい。

実行方法

simpleradial.exeを実行して下さい。

終了方法

タスクトレイにあるアイコンを右クリック、exitを選択して下さい。

アンインストール方法

展開したデータを削除して下さい。
レジストリは使っていません。

設定方法

添付のreadmeをお読み下さい。

wacomのラジアルメニューとの違い。

  • 長押し対応なのでホットキーと共存出来る。
    たとえば右クリックをホットキーにした場合、短く押すと右クリックが、長く押すとメニューが呼び出される。
  • 階層化出来ない。
  • アプリの起動は割り当て出来ない。

お約束

個人的な用途で作った廃棄物ですのでノーサポート、自己責任でお願いします。
おかしくなるかもしれないので、大事な時は使わない。そして泣かない。
このあたりよろしくお願いします。
あとたぶん永遠にβ版です。

動作環境

Windows Vista以降(は動くと思います)
テストは主にCLIP STUDIO PAINTとAdobe Photoshopで行っています。

ダウンロード

シンプルラジアルメニュー
最新版はsimplerad09noicon.zip
>>DOWNLOAD<<

※ZIPファイルのプレビューが出来ないというエラーが出る場合がありますが、そのままダウンロードボタンを置いて下さい。
※2018/07/29 標準のahk2exeでアイコンを書き換えるとGoogleDriveに怒られるので、書き換え方法を変えたものに差し替えました。
※2017/06/06 共有リンク期限切れを起こしていたのを修正しました。
※2021/09/25 共有リンクを更新しました。

過去バージョンおよびライセンスについて

0.4以前のバージョンは、Radial Menu v1をベースにしていました。
http://www.autohotkey.net/~Learning%20one/Radial%20Menu/Simple%20radial%20menu.ahk
このradial Menuのv4がリリースされた際のライセンスに改変不可というのがあったため、念のため長らく公開を停止していました。
ただこの度、改めてRadial Menuの作者である Boris Mudrinić (Learning one) 氏に連絡を取ってみたところ、「v1はv4のライセンスは適用されないから、引用元を明記しているなら配布しても良い」との連絡をいただきました。
0.6のリリース時にradial Menu v1から引き継がれていたところを含めて、全面的に自前で書き直しましたが、実装のアイデアとしてradial menu v1があったことをここに明記致します。
Thanks to Learning one for his radial menu scripts:
https://autohotkey.com/boards/viewtopic.php?f=6&t=12078

TIPS

テンキーを割り当てる場合


テンキーを割り当てる場合は、Numpad0などの前後に{}が必要になります。
例えばテンキーの0を割り当てたい場合は、

Item1_key = {Numpad0}

という具合に書く必要があります。

レイヤー名書き換えのやり方


(Ver0.9以降)

_Item[数字]name に入力したいレイヤー名を書きます。そして _item[数字]key には何も書きません。keyがない場合は {text}(nameの内容) が割り当てられます。


レイヤー名をダブルクリップするなどして文字入力が出来る状態にします。


シンプルラジアルメニューから挿入したいレイヤー名ボタンを選びクリックしますと、レイヤー名が入力されます。

Winボタンを呼び出しキーにする場合


callkeyに lwin を設定するとタブレットPCについているWinボタン(Windowsのロゴが書いてあるボタン)を呼び出しキーに割り当て出来る…かもしれません。

raytrektabのような手に持ってかけるサイズのタブレット+サイドスイッチがないペンを使っている場合は、これでタブレット単体で呼び出せるかも知れません。

アップデート履歴

2017年4月11日 Ver 0.9

  • 複数のアプリを指定できるようにしました。
  • アプリ別にキーコンフィグを指定出来るようにしました。
  • Item[数字]_keyがない場合、Item[数字]_nameの内容を文字列送出とするようにしました。
  • Item[数字]_contがない場合、デフォルト値を0とするようにしました。
  • アプリを指定していたときESCキーで不具合が出ていたのを修正しました。
  • 文字列送出時、キャレットに変わるまで処理を待つようにしました。(1秒でタイムアウト)

2017年4月3日 Ver 0.8.1

  • 常駐中にESCキーが効かないのを修正しました。

2017年3月31日 Ver 0.8

  • ボタンメニューに子階層を設定できるようになりました。
  • ボタンの位置指定を省略すると自動配置するようになりました。
  • ボタンの後ろに背景画像を表示できるようにしました。
  • ボタンテキストの文字サイズ、文字色を変更できるようにした。
  • 自動配置の際のカラムとマージンを設定できるようになりました。
  • OffsetMouseで座標のかわりにcを指定することで、中央位置に計算されるようにしました。
  • キー割り当ての冒頭に{text}をつけることで、ダブルクリック後に文字列を送出するようになりました。(レイヤー名書き換え用)
  • キー割り当てに{pick}をつけることで呼び出し時のカーソル位置にある色を16進数で拾えるようになりました。(カラーピッカー)
  • ボタン上のテキスト文字をクリックした際、挙動がおかしかったのを修正しました。
  • デフォルトのフォントをメイリオUIにしました。
  • ボタン名テキストの位置やサイズをボタンサイズを自動調節するようにしました。
  • ボタンの再描画を少し効率化しました。
  • キーコンフィグ設定が書かれたファイルを指定できるようにしました。
  • キーコンフィグ設定の読み込みタイミングを修正しました。(起動時のみ= > 起動時、階層の切り替え時)
  • ボタン画像の設定が反映されなったのを修正しました。(報告ありがとうございます)
  • (内部処理)フォントレンダリング品質指定が無効になっていたのを修正しました。

2017年3月27日 Ver 0.6

  • コードの書き直し
  • ボタンの数を好きなだけ増やせるようにしました。(拡張モードは廃止されました)
  • ボタンの位置を個別に設定出来るようにしました。
  • ボタン画像を個別に設定できるようにしました。
  • 閉じるボタンをカスタマイズ出来るようにしました。
  • ボタンを押した後に、呼び出したカーソル位置にクリックを発動出来るようにしました。(Blenderライクな選択)
  • 表示時にメニューの表示位置を調節出来るようにしました。
  • ESCキーの動作を閉じるか終了か選べるようにしました。
  • 設定ファイルをリロードする機能をつけました。
  • 動作を指定のアプリのみに限定できるようにしました。

2012年12月24日

  • 各ボタンに継続モードcontを指定できるよう修正
  • フォント/サイズを指定できるように修正
  • ボタン画像の表示サイズを画像サイズにあわせるよう修正
  • CallKeyをキーボードを割り当てていた場合、長押し判定がおかしくなっていたのを修正

2012年12月13日

Ver 0.3.3
  • 拡張モードのボタン座標を修正(座標提供ありがとうございます)

2012年12月12日

Ver 0.3.2
  • joytokey経由で効かなくなっていたのを修正

2012年12月12日

Ver 0.3.1
  • pressOnlyモードを追加

2012年12月12日

Ver 0.3
  • 拡張モードを追加。ボタンが24個になります。