iPadでお絵描きの資料表示
iPad Proなどでお絵描きをするとき、資料を見ながら描きたいな、というときのやり方を私なりに模索したものを書いた記事になります。
最初に資料を表示する方法は3パターン思いつきました。
- スマホに表示する
- アプリ内で表示する
- Split Viewに表示する
スマホに表示する
単純にスマホに必要な画像を表示して、iPadケースなりに固定するという方法です。固定にはいわゆる、くねくねスマホアーム的なものや、クリップ式のスマホホルダを使います。
私の場合はアームはPC屋でワゴン売りしていた500円くらいのものです。ただ仕組みは全く同じみたいです。
で、くねくねアームはアームが伸びた状態だと不安定なのでぐるぐる巻きます。アームがかなり堅いので小さく巻くのは一苦労です。軽く腕が疲れました。
巻いたら適当なところに挟めば完成です。
ちなみに、こんな苦労をしなくとも、こんなのがあるのを後から知りました。
後は適当に画像を表示すれば完成です。
さて使用感ですが、表示自体は悪くありません。
ただ点灯しっぱなしになるのでスマホのバッテリーがもりもり減るのと、道具が増えること、クリップで固定するのでテーブルに置いて使うときに不安定になるというのがネックです。
あと、タブレット自体をくるくる回して描く人も邪魔になりそうです。
アプリ内に表示する
これは古よりある方法で、レイヤーに画像を読み込んでしまう方法です。一番手軽で、ファイルと一緒に保存されるので環境の復元も簡単です。
デメリットはキャンバスを拡大したりパンしたりすると見えなくなってしまうことでしょうか。
SplitViewを使う
多分、一番の本命です。SplitViewというのはiOS9のころに搭載された画面の左右分割機能のことです。
これを使い、右もしくは左にSplitView対応のアプリを表示することが出来ます。
Splitviewで使うならメモが一番
もう見出しで結論言ってますが、メモが個人的に一番使い勝手が良かったです。その理由ですが以下のような感じ。
- 複数の画像をストックできる
- 標準故にほとんどのアプリから画像を送れる
- iPad内に保存されるので通信不要
- カメラロールを使わない
- iCloudで同期できる
- 最初から入ってる
やり方
メモに画像を取り込む
特別トリッキーな使い方はしません。ブラウザなどで目的の画像を開いたら画像を長押しして画像データをコピーします。
そしてSplitViewを開いてメモを表示します。
ホームボタンが右側にある場合は、ホームボタンのやや上あたりからスワイプすると気持ちよく出ます。駄目でもアイコンが出るのでそれをドラッグすればオッケーです。
目当てのアプリじゃない場合は、SplitView内の上にあるバーを下へドラッグして下さい。対応アプリ一覧に変わります。
表示直後はSlideOverという「ちょい見」状態なので、境界線の黒いバーに少し触れます。左側のアプリが明るくなったらオッケーです。
メモで新しいメモを作り、そこで長押ししてペーストを選びます。
こんな感じで画像が貼り付けられます。
一つのメモに何枚も貼れるので、ペタペタ貼っていきます。
ペイントアプリの起動
貼り終えたらペイントアプリを立ち上げます。対応アプリであるならsplitViewが再び表示されます。後はメモ内の画像をタップして拡大なりして下さい。
メモを左側に表示したい
SplitViewは右から表示します。なので最初に起動したアプリが左側、SplitViewが右側になります。左利きの場合、右側にメモが表示されるのはあまり困らないので、「ペイントソフト→SplitViewでメモ」の順に表示して構わないのですが、右利きの方の場合は左側に出したい、という場合は逆に起動する必要があります。
つまり、メモを起動して、メモのSplitview内でペイントアプリを起動するという方法です。
すでにペイントアプリを起動していたら
すでにペイントアプリを起動していた場合は、ホームに戻って起動し直す、ということも出来ますがSplitviewから順番を変えることも出来ます。- SplitViewを表示しメモを起動します。
- 表示の境のところを左端へドラッグして、ペイントアプリの表示領域を追い出してしまいます。
- メモに画面が切り替わりますのでもう一度SplitViewを開き今度はペイントアプリを開きます。
左側を小さく表示したい
SplitViewは5:5か7:3の比率で固定されているみたいで、3:7という比率はありません。現時点でのiOS10現在では出来ない、バージョンアップに期待、という状態です。12.9型のiPad Proだと半分でも10型相当の広さなのでさほど困らないのですが、10型のiPad Proだと狭いかもしれません。