素敵画像が降ってくるPintarestを資料集めに
pintarestって何?
日本ではInstagram等の写真SNSの影に隠れて今ひとつな感じがするPinterest。
そもそもどんなサービスなのかもよく知られていないのが個人的な印象です。
PinterestはInstagramのような写真系SNSと思われがちですが、中の人曰く「画像ブックマーク」とのこと。
この画像ブックマークという性質が資料集めに役だって使っています。
PinとRePinで繋ぐ画像ブックマーク
画像ブックマークといっても、Speeddialのようなブックマークではなくてネットに散らばる画像をブックマークするサービスということになります。
そしてPinterestはある人が良いなと思ってブックマーク(Pin)したネット上の画像を、同様の興味を持つ他の人にオススメとして自分のボードに表示されます。
pinするユーザーをフォローすることでその人が公開設定をしたPinを見ることも出来ます。このあたりはSNSぽいのですが、どちらかといえばこのあたりはおまけで、良いなと思ったネット上の画像をPinして保存したり、他の人がPinした画像をさらにPinする(RePin)が主体的な操作になります。
なので、例えば私は「イラスト」や「デザイン」「食べ物」「ファッション」という興味があるとして設定します。
するとホーム画面は他の人がPinしたそのテーマに沿った画像が並ぶわけですね。
それらの中からいいな、というのをぽちぽちとRePinすると、似た傾向のものが並びやすくなります。
私だとファンタジー系の衣服やコンセプトアート系やノウハウ系がなぜか良く表示されます。
今必要なもの=画像検索、後で役に立つもの=Pintarest
Googleの画像検索やPixivを検索するのとPinterestとの違いは必要とする時期だと思います。
今必要な画像を探すのはぶっちゃけGoogle画像検索のほうが便利でしょう。数も豊富なはずです。
Pintarestはネットにある画像や流れてきた画像を「これ、なんかいいやん」「後で使えそう」という興味がある物をとりあえず置いておく肉体外の記憶装置です。
なので後々効いてくる画像が多いのです。
強いて言えば、資料の栄養補給、目次作りです。
一定の品質が担保される
google画像検索は対象の画像が片っ端から表示されます。
フィルタリングで弾かれるものもありますが、基本的に機械的にキーワードに引っかかった物が片っ端から表示されます。それこそブログパーツ画像とかも引っかかります。
一方のPinterestは「誰かが良いね」と思ったものしか表示されません。誰かにとって一定の閾値を超えた物しかないのです。
テーマから大きく外れたよく分からない画像はそもそもPinされづらい傾向があります。
世界中の素敵が集まる
世界中の人が利用しているため、提供されるPinも様々です。普通のネットの行動範囲では見かけないような地域やジャンルの画像も視界に飛び込んできます。
deviantartでも思ったのですが、世界は広いなぁと思うわけです。*deviantartでも思ったのですが、東南アジア圏の萌え絵の
空いた時間にこつこつと
自分からキーワードを入れないと何も表示されないgoogle画像検索と違い、Pinterestはホーム画面に勝手におすすめが流れ着いてきます。
私は、それをちょっと空いた時間にスマホアプリで開いて、ちょいとRePinしていくのを続けています。それこそ移動時間の手持ちぶさたなときとかです。
最初のころは即戦力感が薄いので最初はピンとこないかもしれません。私もそうでしたし。
でも後で「そういえばこんな感じの画像Pinしてたな」と思い出して参考にすることがあります。
その画像が外れでもその周辺に良い物があったりします。
資料の筋トレ、栄養補給、後から聞いてくるのがPintarestの魅力かなと思います。
光もあれば影もある
便利に使わせて貰っているPinterestですが影もございます。
一時期、やたらと女性のヌード画像を投稿するアカウントがいたりしました。(最近は対策されたのか落ち着いた印象ですが)
またクリエイターの人からは「勝手に画像を拡散しないで欲しい」というクレームも多かったそうです。これはこれで理解出来ます。
画像アップローダと違ってコピーが拡散されるわけではなく、「ここにこういう画像がありますよ」という参照情報が拡散するわけですが、機能が分からないと違いが分かりませんし、そもそもそれを良く思わないというのもあるのでしょう。
ちなみにそういうクリエイターの方は、「あなたのサイトやブログの画像をPinterestでのピン付けや拡散から守る1行のコード」 というのもあります。
名前に反してピンとこない機能のために、扱いに困っている話も聞きます。
ただ、思いがけない、または興味深い画像に出会える面白いサービスなので毎日1,2分でも眺めてみるのはどうでしょうか。
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