iPad Pro+Pencilでのペイントアプリ雑感 (2016年版)


 昨年末にペン対応のiPad Proというものが登場してから、今年一年のiPad界隈では沢山のアプリが登場しました。
 登場後も多くはこの一年で多くのアップグレードを重ね、この記事を書いている時点でもアップデートが入っていたりします。
 この記事は、そろそろ年末だし、今年一年を振り返ってみようということで、自分が買い漁ったiPadお絵かきアプリ関係を総ざらいしてみたいと思います。

 2017年中にバージョンアップで追加された機能などがあれば、随時更新しています。


  • 2017年4月26日 Pixiv Sketchを追加


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三角コーナー使う派と使わない派


 水回りの三角コーナー、使いますか。

 私は使う派です。さっさと次の行程に進みたいので野菜くずなんかをささっと捨てる場所が欲しい。

 一方の奥様は使わない派です。そこにゴミがあるってことはコーナーを洗わないといけないし洗い物が増えるのが嫌、サボると虫が来るから嫌という派です。
 
 この両者の溝は地味に長い懸案事項だったのですが、引っ越しの際に買ったアイテムがなかなか良く、両者のいいとこ取りだったのでつらつらと書いてみます。

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iPhone/iPadの音声をMacで聴く - Shairport-syncをインストールする

Shairportとは


iOSにはairplayというデバイス間で映像や音声をやりとりする仕組みがあります。
有名なところだとiPhoneの画面をAppleTVに転送してテレビに映したり出来る、というあれです。
AndroidだとchromecastやBravia等のスマートTVにキャスト出来たりします。あれの親戚みたいなものです。(出来ることは結構違いますけど)

で、Sharportというのは、そのAirplay機能をPCなどでも使えるようにした互換プログラムのこと。
Sharport-syncは本家からfork(いわば暖簾分け)したもので、今回は専らこっちがメインで開発されているそう。


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iPadで長文や小説を書くのに適したテキストエディタ話(2016年版)

■ iPadで長文


 ここ一年くらいiPadで文章を書くことが増えました。
 特に熊本の震災時は最初の数日は電子機器はスマホとiPadだけで過ごした物です。
 今のiPadの性能があれば文章を書くくらいなんてことはありません。アプリも沢山あります。
 メモ、Apple純正のWriter,WordやOnenote,Byword、iライターズ(iシリーズ)、iA Writer、Daedalus Touch、Wrix、エトセトラエトセトラ。
 アプリをあれこれと試しては乗り換え、また出戻ったりを繰り返した感想なんかを書こうと思います。
 iPhoneやiPadの有料アプリはアプリ内課金タイプでない限りお試しが出来ません。(返金制度があるにはありますが)
 最近は「なろう」などで小説投稿サイトに向けて執筆する人がいたり、長文執筆需要を抱えた人がいるかもしれません、そんな人の参考に少しでもなればと思います。

2017年版はこちら

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Googleの「photoscan」アプリで紙媒体のお絵かき資料を取り込む

本媒体の資料集


 PCで絵を描いている時、本媒体の資料を見ながら作業をすることがあります。
 PCで作業をしているのですから、視線は大抵モニターあります。資料もモニターに表示されていると視線の移動距離が短くて便利です。
 私はそんな時、昔は複合機のスキャナで取り込んだり、最近ではスマホでカシャカシャ撮ったりしたのですが、この度リリースされたPhotoScanというアプリを使って取り込んだら良い具合だった、という話です。



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手書きの絵にモーションがつけられるiOSアプリ「AUTODESK SKETCHBOOK MOTION」


 APP STOREのバナーで知った「SKETCHBOOK MOTION」というアプリ。
 ちょっと試してみたら楽しかったので紹介です。

 AUTODESKはsketchbookというドローソフトを昔からリリースしていますが、今回は動きをつけることを出来る機能を付加した物です。
 どちらかいえばFLASH的なアプリですね。

 出来ることは大きく分けると三つです。

 特定のレイヤーを「移動./回転モーション」させる。
 特定のレイヤーの画像を「パーティクルとして出現」させる。
 特定のレイヤーの画像のパーティクルを「連続的に複製/拡大」させる。

 それぞれのやり方は丁寧なチュートリアル機能のおかげですぐに使い方が分かります。
 ぶっちゃけ「描いて、機能を選んで、動かし方をなぞるだけ」です。

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素敵画像が降ってくるPintarestを資料集めに

pintarestって何?


 日本ではInstagram等の写真SNSの影に隠れて今ひとつな感じがするPinterest。
 そもそもどんなサービスなのかもよく知られていないのが個人的な印象です。

 PinterestはInstagramのような写真系SNSと思われがちですが、中の人曰く「画像ブックマーク」とのこと。
 この画像ブックマークという性質が資料集めに役だって使っています。


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Mac OS Sierraのアップデートに失敗した話

 虚空に向けた独り言の回です。

 先日、MacのOSのバージョンアップをしたんです。
 クリスタもアップデートしたし頃合いかなぁと。

 無事にSierraが適用されて、セキュリティ関係のアップデートを適用して再起動したときに悲劇は起きました。


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Blog強化週間

放置気味のブログ


 元々沢山書いていた訳ではなかったブログが地震以後めっきり書いていなかったので、今のうちに渇を入れておこうと色々弄っています。

 参考にさせて頂いたのはこちらのサイトと、リンク先です。

 Google Blogger をフルカスタマイズする時にとても勉強になった記事まとめ

 ヘッダ周りや関連記事を調節しています。
 目次はどうしようか悩んでいます。
 そもそも、このブログ見出しがちゃんとした構造体になっていないんですよね。
 見出し相当が準見出しを使っていたりするのは歴史的経緯というものですが、SEOあたりに響きそうなので直した方がよさそうです。

 
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地震の時に役立ったもの (食べ物編)

水の大切さを知る


 熊本地震では水道が止まりました。
 月並みな表現ですが、蛇口を捻れば水が出ていた生活がなんと便利なことかと思い知りました。
 私の場合は、避難で身を寄せた先に井戸を掘っている工場が近くにあり、洗い物に使う生活用水は分けて貰うことが出来ました。
 ただ井戸水は地震の影響で濁ってしまったり、水質検査を長いことしていないこともあり、さすがに飲むのは控えてくれとのことでした。まあ普通の時でも飲まない水ですしね。

ということでペットボトルのお水しか基本的には飲めない状況でした。


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地震の時に役立ったもの (家具編)

熊本地震から7ヶ月


 今日は熊本地震発生から7ヶ月目になります。
 早かったような、まだ、というような7ヶ月でした。
 そして今日未明にニュージーランドでも大きな地震がありました。
 亡くなられた方につきましてはお悔やみ申し上げます。
 現地では余震が続いているとのことですので、不安な時間をお過ごしの事と思います。
 一刻も早い収束をお祈り致します。

 地震予知というのが完全には出来ない上にどこで地震が起きても不思議ではない日本では、いつでも誰かが地震の被害に遭うものだと思っていた方が良いのだと今回の経験で思いました。
 だって熊本なんて地震のリスクが低いと言われ続けていたのです。地震保険も下から数えた方がはやいくらいの安さで、さらに前述のような認識だったものですから地震保険に入っていない人も多かったと噂で聞きます。


 備えあれば憂い無し、といいます。
 私は決して備えが十分ではなかったのですが、それでも地震の発生直後からしばらくの間で役に立った、もしくは助けられたアイテムやノウハウを書いておこうと思います。


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iPad(+外部キーボード)での全角スペース入力について

iOSは全角スペースの扱いが辛い


 iPadで外部キーボードを使って文章を書いているとき、
「全角スペースの入力が大変」
 と思った人向けの記事です。

 iOSは全角スペースの入力には癖がある、というのは使った人ならば感じたことあるのでは無いでしょうか。
 なんでもAppleの方が「英数は半角でいいじゃないか、全角英数は無くしたい」という思いがあるとかないとかで全角系の扱いが渋いのだと言う話を以前どこかで読んだ記憶があります。
 ただ実際問題全角じゃないと受け付けてくれない入力フォームとかあるので仕方なく残してる、とか。
 
*webでの対談記事だったと思うのですが、今探してもちょっと見つからない。
 
 その関係でなのか、特に外部キーボードを使っていると、全角スペースの入力に困ることがあります。
 特に段落の冒頭に入れたいという人は多いのではないでしょうか。



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iPad ProをMBAみたいにするキーボード

iPad Proにまつわるキーボードの旅


 以前、この記事でiPad ProにはMagic keyboardが良いよ、という記事を書きました。
 ただこの方法には欠点があります。それはキーボードが固定できない、ということ。
 普通に座った膝の上で使う分にはあまり困らないのですが、ちょっと変な姿勢になるとキーボードが動いたりするんですね。
 そこでなんか良いケースが無いかなぁとamazonをふらついていたらありました。




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近況とか地震のこととか


4月14日


ご無沙汰になってしまいました。
 最後の更新を見たら4月14日だったんですね。
 この日は感慨深い日です。
 というのも私は熊本に住んでいまして熊本地震に遭遇しました。
 延べ3週間ほど家族で避難したり、その後2度ほど立て続けに引っ越しをしたりと得がたい体験をしました。
 あんなに温かいご飯が大事で、水が大切だと思ったのは生まれて初めてですね。
 長いことお世話になっていたところの案件がちょうど避難中に山場を迎えたので、避難先でiPadとSurfaceで仕事をしたりもしました。
 そんなこんなで今はどうにか少し落ち着き巻いたが、まだまだ身の回りバタバタしています。

仕事とか


 仕事関係も随分環境が変わりました。
 二ヶ月近い空白期間は大きく、避難中故にどうしても受けることが出来ずお断りしなければならない案件など不本意にも出てしまいました。その反動は今なお現在進行形です。
 ムービー作成などのお仕事は絶賛募集中です。

もう一つのブログ


 ムービーといえばMIDPINE名義でもう一つブログがあります。映像系の制作話を書こうと思って作ったのですがこちら停まったままです。
 新しい記事を書こうとスクショや文章を書いており、書いていた当時はメーカー様からも許可を頂いていたのですが、諸事情で止まってそのままになっています。
 今更クリアにして記事を公開しても間が空きすぎた、という思いもあって、ブログ自体をどうしようかと悩んでいるところです。



 この半年そんなこんなでバタバタしていたのですっかり浦島太郎になってしまいました。
 そろそろボチボチと再起動をしていきたいと思います。

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iPad Proのお供にMagic Keyboard (追記)

iPad Proでの入力環境


 iPad Proはクリエイティブなデバイスだとかいってますが、その是非は置いておいて物理キーボードに慣れ親しんだ世代には、外部キーボードは欲しいものです。
 Appleさんもそのあたりは分かっているらしく、Proシリーズにはsmart keyboardという純正の外部キーボードや、それをシームレスに接続するための端子を作ってくれています。
 ただ、悲しいかな、純正にしてもロジクールが出しているAppleお墨付きのキーボードにしても、US配列なんですね。

 US配列が悪いわけじゃないんです。Macでは特に色々と面倒ごとが減ったり恩恵があります。でもJIS配列版が欲しいのは、ひとえに「言語切り替えが楽」という一言になります。

 なのでSmart Keyboardとロジクールのカバータイプのキーボードは除外。Amazonで売っている激安のタイプカバータイプのキーボードもUS配列なので除外。薄型で使いやすく軽くiOSと親和性が高いキーボードといって白羽の矢を立てたのが、Magic Keyboardです。


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Paintstorm StudioのiPad版が出ていた。 & ちょっとTips 11/9追記

廉価高性能なペイントツール Paintstorm Studio


 低価格ながら、機能盛りだくさんで、個人的に熱かったPaintstorom Studioというペイントソフト。
 Mac版が出たあたりで開発速度が鈍ってきて、ピタリと更新が止まってしまったあたりで、「一人で作ってるし、大変だよなぁ」とは思いつつ、熱が冷めてきていました。
 ところがiPad Proが発売になったあたりに「iPad版作ってるよ」というアナウンスがあり、へーそれでPC版止まってるのねーとか思っていたら一月くらいで「iOS版出たよ!」とのお知らせメールが届いて少しびっくりです。
 現在ストアで1600円。さくっと買って試してみました。

 2016年11月9日追記
 バージョンが変わって色々追加されたり変更されていたのでちょっと追記しました。

ほぼPC版と同じ漢仕様




 画面はiPad Proで一晩でカカカと頑張ったもの。(スクショ用に使わないパレットも表示しています)
 スクリーンショットといきなり1.50というバージョンからリリースされたのを見るに、ほぼPC版まんまです。

 以下列挙。
 - ファイルフォーマットはPSD、PNG,JPG、BMPで、レイヤー構造を保つならPSD一択です。独自形式はありません。
 - ブラシ形状はABR形式の読み込みに対応です。
 - 画面向きはポートレイト、ランドスケープ両方オッケーです。
 - ペンはApple Pencil対応です。というか一択ぽい。
 - 小さいパレットはパレットのオプション(歯車マーク)で「Normral Scalel on select」が有効になっているもの。操作しようとクリックするとオリジナルサイズになります。
 - 各パレットは自由にスケーリングでき、色も変えられます。
 - お気に入りのツールをひとまとめに出来るカスタムパレット対応です。

 違うのは移動とカスタマイズが可能なタッチ操作用のショートカットボタンが付いていることとキーコンフィグが出来ないこと。
 メニューバーはデフォルトでは表示されませんが、左上に○が3つ並んでいるところをダブルタップすると表示されます。

 あとはほぼPC版です。そのまま過ぎて書くことがないくらいです。

 2016年11月9日追記

 バージョン1.6~1.7でぼかしブラシ設定やワープツール(歪みツール)も追加されています。
 PC版のリリースから大体一週間遅れくらいでiOS版もアップデートするみたいです。

使用雑感


 豊富なブラシと塗ってて楽しいツール類はほぼまんまです。
 PC版を使ったことがる人なら30分も弄ればほぼ把握できます。
 逆に初めての人は、いわゆるProcreateのようにiPadに最適化されたUIではないため、かなりの慣れが要るソフトかなとは思います。
 パレットも小さめなのでタッチで操作するよりペンでパレットを操作することが多くなると思います。つまりPC+液タブな操作感です。
 過去にPC版をそれなりに弄り倒したので、特に抵抗無いのですが、初めての人用に下のほうにtipsを書いておきますので、興味がある方はどうぞ。

 いいところも有れば悪いところもある、というのは万物の習い。
 悪いところの筆頭はファイル入出力が貧弱ということ。
 共有機能にも対応しておらず、外部からファイルをやり取りするにはiTunesを介したファイル共有だけです。他のアプリやdropboxに投げたり、受け取ったり、そういうことは出来ません。
 procreateとか他のアプリにあるギャラリー的なファイル管理機能はありません。ファイルを消すにはiTunesが必要です。ここらへんは今後に期待ポイントです。

 2月9日付けのアップデートでカメラロールとiCloudとの入出力に対応しました。
 iCloud対応ということは、Dropboxやonedriveともやり取りが出来ることになり、これでファイルの取り回しはかなり改善されました。

 iTunes領域に保存されたファイルを削除したい場合は、右下にゴミ箱マークがありますので、ファイルを選択状態でそこをタップすればファイルが削除できます。
 これ、前からありましたっけ…あったなら完全に見落としです。


 UIがたまにバグります。レイヤーオンオフのアイコンが変化しなくなったりとか。これは再起動すれば治りますが地味に痛いです。
 2016年11月9日追記 最近はあまり見なくなりました。

 保存時の例外処理が甘いです。保存時にアプリが落ちると白紙のPSDファイルが出来上がります。(一度泣きました)二つのファイル名を交互に別名保存が保存大事です。

 これも2月9日付けのアップデートでクラウド保存に対応したので、こっちに保存をかければ少なくとも上書き時に失敗してもdropbox側でロールバックできるので改善されるかもです。

2016年2月10日追記

 落ちる原因トップは、レイヤー使いすぎぽいです。
 テストで新規にA4サイズ 300dpiキャンバスを作成し、目一杯埋まっているレイヤー30枚くらいあるのを保存すると落ち出しました。
 どのレイヤーも隙間なく書いてあるなんていうのは普段使いではそう無いので普段使いならもっといけそうです。(Undoバッファとかどうなんだろ)

 日本語レイヤー名に対応していません。「????」になります。多分フォントのせいっぽいです。

 細かいところを言い出せば切りがありませんが、大きなと思うのはこれくらいかな。
 日本語レイヤー名が駄目なのは日本語Photoshopとファイルをやり取りするときレイヤー名が化けるので辛いと思います。新規レイヤー名が「レイヤー」ですからね。

 ブラッシュアップに期待です。

2016年11月9日追記

 1.7あたりで保存処理の修正をしたそうです。
 効果のほどはまだちょっと分かりません。

 FAQ的なTIPS

ツール機能な多くはPC版の過去記事や他に詳しく解説されてる方の記事があるので、そちらを参照して下さい。

<UI、ツール、操作>

・メニューが表示されない。

 画面左上の「○○○」をクリック。

・ショートカットボタン(左下にある丸いツールボタン)の位置や大きさを変えたい

 片方の指をボタンに乗った状態で二本指ドラッグで移動します。ピンチでボタンの大きさを変えられます。
 
・ショートカットボタン(左下にある丸いツールボタン)をカスタマイズしたい

 メニューバーを表示して「file>Define Buttons」を選びます。
 

 Enableをオンで画面にボタンが表示されます。
 Ignore TABはHide Panelsの押しても消えないで残すかどうか。


・Eraser toolとToggle Eraserの違い

 Toolのほうはまんま消しゴムツールへの切替。
 Toggleのほうは、ツールオプションに中にあるEraser modeのオンオフ切替。クリスタとかでいうところの透明色ブラシのこと。
 これがオン状態だとそのブラシセットは消しゴムブラシセットと見なされます。
 Toolのほうは直前の消しゴムブラシセットへ切り替えるため、ブラシサイズが描画用とは別になるメリット?があります。

・手ぶれ補正は?

 ツールオプションのStabilizerがそれ。
 100にするとよほど大きいストロークじゃないと描画されなくなるので注意です。
 Ropeというは、lazyMouse的な動作です。

・クリスタでいう参照レイヤー的なものってないの?

 参照レイヤー(リファレンスレイヤー)的な機能はあります。




 レイヤーパレットの左から2列目、可視アイコンの隣の「レ」マークが入ったレイヤーは参照レイヤーとなります。
 次に「Selection>Use Reference Layer」をオンにすると例えば選択ツール時に参照レイヤーの見て判断されます。
 マジックワンドツールの場合、右上に「Ref.Layer(参照レイヤー)」と「All Layer(すべてのレイヤー)」を選べると思います。

・クリップピング、透明保護、マスクは?

 


 レイヤーパレットにあるボタンの意味です。
「New Layer」とかはわかるとして、「Collapse Two Layer」が下のレイヤーと結合、「Preserve layer opacity」は透明保護、「Toggole cliopping mask」が下のレイヤーにクリッピングです。

・オススメのボタンは?

 あると便利かなというのは、「Hide Pannels」と「Brush tool/Eraser Tool」「Brush resize by drag tool」かな。
 あとはほんとお好みだと思う。


2016年2月9日追記
・ファイルを楽にやり取りするには

 初期バージョンだったらiTunesのWiFi同期を使って、iTunes経由でやり取りするのが楽でしたが、今はクラウド経由が一番楽でしょう。

・dropboxとかから読み込んだり、保存したりするには?

 openやsave時にiCloudを選んで、「場所」のあたりをタップして下さい。
 サービスの切替が出来ます。


2016年2月10日追記

・台形とかの自由変形は?

ボタンに「ctrl」というのがあるので、それを追加表示し、free transform時にctrlボタンを押しっぱなしでバウンディングボックス四隅の四角をドラッグします。
しかし、ほんとまんまPCな操作ですね。

・レイヤーの描画範囲を選択範囲に変換するには?

上のctrlボタンを押したまま、レイヤーパレットのレイヤーをクリックします。
しかし。ほんとまんまPC(ry


・ペン軸の回転は?

PC版にあり平筆を使うとき便利だった「Pen rotation」は無いようです。
多分ペンが対応してないからでしょうね。

自分は代わりにPen directionをAngleに割り当てて使っています。
ペンを立てるブラシが水平に、ペンを寝かせると垂直になります。

・直線ツールは?

 2点間をShiftキー押して…ではなく、Straight toolというボタンを押しながら二点間をクリックします。

2016年11月9日追記

・複数レイヤーの選択は?

 「ctrl」ボタンを表示して(デフォルトでは非表示)、押しながらレイヤーをタップ。
 ただしPhotoshopみたいに複数選択したレイヤーをフォルダアイコンにD&Dしてもフォルダが作成されたりしないので、そこはフォルダ作成後に移動する形になります。

<オプション>



・ブラシカーソルを出したい

 メニューバーを表示して「File>Opstions>Show brush cursor」をオンにします。

・ブラシサイズ変更が早過ぎる
 
メニューバーを表示して「File>Opstions>Brush resize speed」を下げます。

・キャンバスズームがピーキー過ぎる

メニューバーを表示して「File>Opstions>Zoom speed」を下げます。

<困った編>

・急に落ちる

 保存時に落ちてるのかも。オートセーブを切ってみてレイヤー数を減らしてみる。
 あとは作者に不具合報告のメール/フォームに書く。個人開発で日本語はわからないぽいので、レビュー欄に書いてもわからないと思う。

 追記
 オートセーブをオンにしていると、保存時に落ちた時でも直近の状態が残っているので保険として入れておくのはあり。オートセーブ時で落ちるということはPSD保存より少ないぽい。

2016年11月9日

 最近ちょっと改善された模様。

・ブラシツールに切り替わらない

 直前に使用していた描画系ツールでEraserModeがオンになっていないかチェック。
 ブラシツールボタンは「直前の描画系ツールに切替」なので、直前の描画ツールが消しゴムモード担っていると戻らない。

・カスタムツールパレットの作り方

 まず「view」でカスタムパレット(custom1から3までのいずれか)を開き、スパナとドライバーのアイコンをオンにします。
 次にブラシパレットツールからお好みのブラシをカスタムツールパレットにD&Dします。
 スパナアイコンをオフにすればおしまいです。

  追記
 カスタムパレットには、ツール以外にもパラメータとか、メニュー項目も追加出来ます。
 (UIカラー変えちゃっているので見た目あれですがPaintstormです)



・リファレンスパレットの使い方

 リファレンスパレットは、他のタブで開いている画像を表示できる資料表示用のパレットです。
 表示した画像を開いて、そのタブ名を選べばおしまいです。
 クリスタのサブビューパレットのように色が拾えたりするわけではなく、他のアプリから共有で持ってこれるわけでもないので、資料はコピペしてレイヤーに貼り付けたほうが便利かもしれません。

・レイヤー名を変えたい

 レイヤー名を変えるには、レイヤーパレットの名前のところをダブルタップなのですが、ちょっと渋い感じです。
 少しゆっくり目に、左右に軽くフリックするようなつもりでやると成功率が高い気がします。

2016年2月10日追加

・一時的に全体を見たい

fast previewというボタンを追加すると、押してる間だけ全体表示になります。
いわゆる俯瞰ツールです。
ナビゲータじゃ小さい、という人向け。

・ブラシサイズがドラッグだと辛い

Brush Size+/Bush Size-ボタンを追加して、OptionsにあるBrush resize speedを下げてみるといいかも。

・ブラシサイズプリセット的なものが欲しい

 私も欲しいw
 とりあえず「ブラシサイズはツールごとに記憶される」ぽいので、サイズが決まっていて欲しいペン系ツールをサイズ別に複製してしのいでいます。
 


2016年11月9日追記

・ブラシが重い

stabilizerの値が高くないかチェック。

・線の描き始めから太くならない

クリスタでいうところの「入り抜き」がオンみたいになっている場合は、stabilizerの値を下げてみて下さい。stabilizerはペン先の位置や状態を過去数ステップの平均を取るような処理をしているようなのですが、これに筆圧も含まれてしまっている様子。

まとめ


 一晩頑張って使ってみた感じ、実戦で使うならもう少しブラッシュアップが欲しい感じ。特にファイル周りが弱く危なっかしいのでパイプラインの構築が難しい。
 遊びなら十分過ぎる高機能。
 ただ快適さというか、iPadらしさなら、procreateやibisPaint、メディバン、kakooyo!他のアプリのほうがあります。かなりPCライクなアプリです。

 実は「今のところiPadのお絵描き環境」みたいな投稿を書こうかなと思っていた矢先なので、ちょっと計画練り直しです。

お知らせ 


この記事はレバテッククリエイター様の以下のページにて取り上げて頂きました。

 iPadユーザーにおすすめのドローソフトは?気になるレビューまとめ

 他にもクリエイター系に気になるツールの情報やノウハウが掲載されていますので、気になる方はチェックされてみては如何でしょうか。



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iOSでDragonFlyが給電なしで動いた話

 使っていたスマホが壊れたため、iPhoneになりました。
 ええ、前に「強化ガラスは頑丈だぜ」みたいなことを言っておきながらこのザマです。
 原因は、机の上からたまたま机の下においてたモニターアームのクランク部分に落ちたこと。
 アームの取り付けをしようとしていて、作業スペースの確保のために机の上の整理をしていた時にうっかり小突いて落下。そしてこのザマです。



さて本題

 まずお約束。
 この記事は私の身に起きた事を徒然と書いているものですので、ぶっちゃけ自己責任な話です。

 iPhoneとかiPadとかで音ゲーをするときイヤホンやヘッドホンですることが多いのですが、このところ出番少なく余らせているDragonFlyが使えないかなぁと思ったのが事の始まり。

 DragonFlyが眠っていたのは、PCにはDAW用のオーディオンターフェースがあり、G633も刺さっていて、これ以上音の出口が増えても切替が面倒というだけ。

 iOSはLightning-USBカメラアダプタを使えばUSB機器が接続できます。ここにUSB Audio Class1.0ないし2.0対応のUSB-DACを繋げば使えるはずです。

 で調べてみると、DragonFlyは消費電力量が大きい様子。PC接続前提のアメリカンなDACだしね。
 ダメ元試してみるとやはりこんな感じ。





 ですよねー。
 ということで、プランB、セルフパワーのUSBハブを挟むことに。

セルフパワー駆動では問題なく


「外出先でiOS機に消費電力の大きいUSB機器をつないで使う画期的な方法 | ひとりぶろぐ」、というこの方のブログを参考にして、同じiBUFFALOのUSBハブを買ってきました。
 同じなのは、小さいのと後でUSB-DCケーブルを買う事になると思っていたのでどうせならサイズがわかってるほうがよかったからです。

iBUFFALO USB2.0ハブ 4ポートタイプ ACアダプタ付 【電源連動タイプ】 ブラック 【PlayStation4,PS4,PS3,torne動作確認済】 BSH4AE06BK
iBUFFALO USB2.0ハブ 4ポートタイプ ACアダプタ付 【電源連動タイプ】 ブラック 【PlayStation4,PS4,PS3,torne動作確認済】 BSH4AE06BK

  さて、早速繋いでみます。



 なんか携帯のわりに線が一杯ですが、そこはテストなので目を瞑ります。
 この方法は先人たちが幾度と無く試した方法なので、特に書くこともなく問題なく動きました。
 さすが外付けDAC、内蔵のヘッドホン端子とは比べ物にならないくらいシャキッとした音が流れ出します。音ゲーの音は実装や諸々の都合でかなり強い圧縮がかかっていますのでびっくりするほど高音質!ということにはなりませんが、それでもモゴモゴした感じはなくなっていい感じです。

 さて、問題はここからでした。

セルフパワーを外したら


 鳴ったとしてもいかんせん電源アダプタにぶら下がったのでは面倒この上ありません。
 上のブログでは、モバイルバッテリーを組み合わせていたり、サードパーティのカメラコネクタを使って回避していました。
 モバイルバッテリー方式が妥当かなぁ、モバイルバッテリーとUSB-DCケーブルを注文するか、と思いながら、ふとDCケーブルを抜いた状態でiPhoneに刺したところ。



 あれ、動いてる。

 電力足りませんの警告も出ず、普通に動いてしまいました。
 認識が変わったかは本体の警告ダイアログ以外にも本体LEDの色でも分かります。
 認識していないと44.1KHzで認識したことを示す緑色のLEDが点灯しますが、認識すると96KHz認識を意味する紫色に変わります。

 上の記事ではサードパーティのハブ的なカメラコネクタが消費電力量をどうにかしてるんじゃ、ということでした。これセルフパワーなハブならなんでも良いんじゃ…。

 と思って、我が家で他で使っていたセルフパワーなハブでもテスト。



 あれ…。

 つまり、セルフパワーなハブを挟めば消費電力の申告量が上手く渡らないということかしらん。

 じゃ、じゃ、じゃあ、普通のハブじゃ駄目なん?
 で刺してみたところ。



 鳴るわー。

 もしかたらコネクタ一体型の2口ハブとかでもいけるのかしらん…。

 USBワットチェッカー的なものを持っていないので、とりあえずPCにさしてDragonFlyの消費電力量を見てみることに。



 Windows,Macともにデバイスマネージャー的なところでは200mAと表示。どうもこれはほかを見ると100mA刻みぽい。
 ものの話のよるとiOSの給電は200mAに制限されている様子。
 これをセーフと取るかアウトととるか…。バッテリー持ちは抜群に悪くなるだろうなぁ。あと長期的にはどうなんだろとか考えます。
 供給側(iOS機器)には、USBの要求電力を受けて出力量を調整する機構があると思うのですが、そこがどうなるかちょっと不安。安物USB充電アダプタみたいにならなきゃ良いけど。
 とまあ、チキンなのでモバイルバッテリーつなぐことになりそうです。

 ちなみに、認識するか、鳴るかならないかだけで確かめていたのでセルフパワー給電有り無しでの音質の違いとかはノータッチです。


 そもそもそういう製品はすでにある


 iPhoneやiPadに直挿しで本体からのみの給電で動くDACというのはすでにあります。
Logitec ハイレゾ変換アダプター Lightningコネクタ対応 MFI取得 ヘッドホンアンプ DAC(192kHz/24bit)搭載 シルバー LHP-A192HRSV
Logitec ハイレゾ変換アダプター Lightningコネクタ対応 MFI取得 ヘッドホンアンプ DAC(192kHz/24bit)搭載 シルバー LHP-A192HRSV

 筐体がインゴットから削りだしで1日300個しか作れない、とかちょっとくすぐるエピソードをお持ちのこの方ならLightningに指すだけで外部DACの出来上がりです。
 DAC買って、ハブ買って、カメラコネクタを買って、とかよりずっとお安くお手軽でMade For iPhone(iPad)認証取得ずみ。
 なんだか最後はLHP-AHR192の宣伝みたいになりましたが、「王道のほうがやっぱ良いよね」となるのは最近のこのブログのテンプレかな。

Android端末が欲しくなる


 iOS機器が増えるとAndroidな端末が欲しくなるのが不思議なもの。
 AndroidはAndroidでいいところがたくさんあるからね。アイデア一発芸的なアプリが多くあるのも好きです。
 そんなこんなでNEXUS7は今買うにはもう古いかなぁとかで、手頃な7型タブレットあたりを物色中です。

追記


 買ってきたiBUFFALOのハブにはPC側の電源がOFFになると、ハブにぶら下がってる機器もOFFになる連動機能があります。(ただしUSB通電でON/OFFするように作られているデバイスのみっぽいですが)
 iOSでもこれ動作するか試してみました。もし動いたのならバッテリ駆動にした時大幅に助かりそうです。

 結果は、DragonflyさんはOFFにはなりませんでした。数分後にLEDが赤色つまりスタンバイにはなりましたが通電はしてるみたいです。これはUSBハブじゃなくてiOS側の仕様っぽい。
 
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